赤ちゃんの脳を育む会開講記念 久保田カヨ子先生育児相談会報告

2011年5月28日(土)、5月29(日)に開催いたしました。

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【赤ちゃんの脳を育む会】に通っていらっしゃる生徒様は、"脳科学おばあちゃん"こと、久保田カヨ子先生と直接会って育児相談できる機会がありました。

カヨ子先生は、赤ちゃんとお父さんお母さんへ愛情たっぷりにお話されていました。
育児相談会終了後、お父さんお母さん方は、「子育てって、楽しいものだったんですね!」と笑顔で帰っていかれました。


子育ては親育て ~子どもと一緒に、親も育つ~


育児相談会の質問コーナーでは、「しつけの仕方」、「怒り方」、「食事について」、「夜泣き」といった一般的な質問から、「指しゃぶりをやめさせようとすると大泣きする」「なかなか歩いてくれないので心配」といった具体的な相談まで、育児に関する多数の質問や相談がありました。


sodankai5.jpg★【"子どもに言ってもきかないとき"の対応の仕方】

「子どもに言ってもきかないとき、どのように対応すればいいのか」という質問がありました。
「言葉や大きな声で言っても、子どもは分からないこともあるので、笑いながらではなく『お母さんは怒っている』という顔をして表情で訴えることが大切なのよ」とカヨ子先生。
 子どもは、「ダメ!」と言われた時、言葉の意味は理解できなくても、表情はきちんと見て分かっています。笑いながら「ダメ!」と言うと、子どももよく分からなくなってしまうとのことです。禁止の理由を言って、お母さんも声のかけ方を工夫しましょう。
「ダメ!ダメ!」の一辺倒な躾ではなく、親も視点を変えながら、声がけを工夫していくことが、"子育ては親育て"につながっていきます。


sodankai3.jpg★【食事に関して】の質問

食事に関しての質問もたくさんありました。「食事に時間がかかる」という質問に対して、「小さい子どもは、ご飯を食べる時間がとても長いのよ。長々と食べればいいとは限らず、必要カロリー以上のものは食べさせなくて大丈夫。お腹がすくように、子どもと遊んで、運動して。親も子どもと一緒に運動をするように。また食事の時間と量(カロリー)も決めるといいです」とカヨ子先生。
ご飯は、30分以上時間をかけなくてもよく(味や食感、満腹感を見極めてから)、
お口からベーッと出した時点で食事は終わりにして大丈夫とのことです。

また、「食べ物をグチャグチャと手でかき混ぜるので困るんですが」という相談には、「食べ物で遊ぶのは、一度でもそれをやらせたことがあるから。グチャグチャ遊びができないような食材を選んでください」とカヨ子先生。「スプーンやフォークを使えるようになれば、つかみ食べやグチャグチャ遊びをさせないようにすることが躾につながります」


他の質問にも、カヨ子先生は一つ一つ優しく、ときには毅然と回答されていらっしゃいました。

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「親は、小さな子どもにも人格があることを認め、親の都合で子どもに対する『~してあげる・~してあげている』という態度は見直し、『~してちょうだいね』とお願いするように心がけましょう。3歳くらいまでにだんだん"やってよい事"と"悪い事"が分かるようになります」

「『ダメ!ダメ!』というだけでは、それこそダメ。子どもが欲してないもの、やりたくないものを見極めて、怒り方を工夫していくことが"子育て、親育て"につながっていきます」

カヨ子先生は、いつでも赤ちゃんや子どもたちの味方!その気持ちが親御さん達に伝わり、育児相談会が終わる頃には、「"子育ては、親育て"なんですね」とおっしゃって帰られる方が、たくさんいらっしゃいました。






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